Oxford Reading Club(ORC)の使い方|小学生・中学生のレベル選びと進め方

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Oxford Reading Club(ORC)は、オックスフォード大学出版局の英語リーダーを、音声と一緒に読めるデジタル教材(アプリ)です。

やさしいフォニックスレベルから、本格的な多読教材まで、1,000冊以上の幅広いレベルの英語を読むことができます。

私自身、大学の英語授業でも、授業外のリーディング課題としてOxford Reading Clubを使っています。

現役英語講師

こんにちは、はむ先生です。普段は大学生に英語を教えています。専門知識と指導経験をもとに、高学年・中学生の英語学習について紹介しています。

英語力を高めるためには、年齢にかかわらず、自分がある程度理解できる英語をたくさん聞き、読むインプットが必要です。

その意味では、小学生でも、中学生でも、大学生でも、ORCを使う目的に大きな違いはありません。

一方で、小学生や中学生では、

「どのレベルを選ぶ?」
「どのくらい読めばいい?」
「音声はどう使う?」
「毎日どう続ける?」

といった学習管理を、すべて自分だけで行うのは難しいことがあります。

この記事では、

Oxford Reading Clubとはどんな教材なのか、レベル・料金・無料体験・使い方を紹介しながら、小学生や中学生が使うときのポイント

についても解説します。

目次

Oxford Reading Club(ORC)とは?どんな多読アプリ?

Oxford Reading Clubは、オックスフォード大学出版局のレベル別リーダーをデジタルで読めるリーディングプログラムです。

スマートフォン・タブレット・パソコンで利用でき、英語の本を読むだけでなく、音声を聞いたり、語彙を確認したり、音読したりする機能も用意されています。

ORCではどんな本が読める?

ORCには、Oxford Reading Treeをはじめ、

  • Oxford Bookworms Library
  • Oxford Read and Discover
  • Oxford Read and Imagine
  • Dominoes
  • Classic Tales
  • Dolphin Readers
  • Oxford Phonics World Readers

など、さまざまなシリーズが収録されています。

レベルも、初めて英語を読む人向けのフォニックスから、文学作品を読めるレベルまで幅広く用意されています。

そのため、ORCは「小学生向けアプリ」というより、その人の英語力に合わせて本を選べる英語多読教材と考えるほうが近いでしょう。

オックスフォード大学出版局の販売ページでも、ORCは「未就学児・小学生向け」「中高生向け」「大学生~社会人向け」の各カテゴリーに掲載されています。

ORCでできること

ORCでは、本を読むだけでなく、

  • 英語音声を聞く
  • 再生速度を調整する
  • 語彙を確認する
  • 音読を録音する
  • 発音を確認する
  • 本の内容に関するアクティビティに取り組む

といったことができます。

公式では「5-Step Reading」という読み方も用意されており、聞く・読む・話す・書くなど、複数の技能を使いながら一冊を読む仕組みになっています。

ただし、すべての機能を毎回使わなければいけないわけではありません。

学習者の年齢や英語力、目的に合わせて使えばよいと思います。

Oxford Reading Club(ORC)は英語力を伸ばすためのインプット教材

私がOxford Reading Clubを使う一番大きな理由は、英語を聞き、読む量を増やしやすいからです。

英語の知識を増やすだけではなく、実際の英文にたくさん触れることができます。

デジタル教材は「聞く・読む」の量を増やせる

学校や問題集では、一つの文法項目について数問の英文を解いて終わることもあります。

でも、実際に英語を身につけていくためには、学んだ単語や文法に、さまざまな英文の中で何度も出会うことが大切です。

たとえば、過去形について勉強したあと、本を読んでいると、

went
said
looked
wanted

といった過去形に何度も出会います。

「過去のことだから過去形になる」と知識として理解するだけでなく、実際の文章の中で使われている英語を何度も経験することができます。

これが多読を取り入れる大きなメリットです。

ORCを使う目的は年齢で大きく変わらない

私は大学の英語授業でも、授業外課題としてOxford Reading Clubを使っています。

大学生だから特別な使い方をしているわけではありません。

自分の英語力に合ったものを選び、英語を聞き、読み、理解できる英語の量を増やす。

この基本は、小学生でも中学生でも大学生でも変わりません。

英語力を高めるために必要なインプットを増やす。

ORCは、そのために使いやすい教材の一つです。

Oxford Reading Club(ORC)のレベルは?どこから始める?

ORCを始めるときに迷いやすいのがレベルです。

ここで大切なのは、年齢でレベルを決めないことです。

年齢ではなく英語力でレベルを選ぶ

小学校6年生だからこのレベル。

中学生だからこのレベル。

大学生だから難しい本。

という選び方はおすすめしません。

大切なのは、今、その人がどのくらい英語を理解できるかという点です。

中学生でも英語を始めたばかりなら、かなりやさしい本から始めて構いません。

反対に、小学生でも十分な英語経験があれば、上のレベルを読めることもあります。

「読める」だけでレベルを決めない

文字を見て意味が分かるかだけでなく、音声を聞いて、ある程度内容が分かるかも確認してみてください。

特に学校英語を中心に学んできた子どもの場合、「英文を見れば分かるけれど、音声では分からない」ということがあります。

その場合は、少し簡単な本を使って、音と文字を結びつけるところから始めてもいいでしょう。

多読は、難しい本に挑戦することが目的ではありません。

「分かる英語」をたくさん聞いて読むことを優先します。

Oxford Reading Club(ORC)の料金と無料体験

Oxford Reading Clubは買い切り型ではなく、利用期間ごとのアクセスコードを購入する仕組みです。

2026年9月時点の個人向け通常プランは、次の料金です。

ORCの料金

利用期間料金(税込)
1か月990円
6か月5,720円
12か月11,000円

12か月の場合は、1か月あたり約916円です。

まず試してみたい場合は1か月、継続して多読を行うなら6か月・12か月という選び方ができます。

ORCの無料体験は14日間

Oxford Reading Clubには無料体験があります。

2026年9月現在、ORCは14日間、80タイトルを体験として利用できます。

無料体験で最初に確認したいのは、「アプリが使いやすいか」だけではありません。

ぜひ、どのくらいのレベルなら無理なく聞いて読めるのかを探してみてください。

高学年だから難しい本を選ばなくて大丈夫です。

簡単な本を何冊か試して、

「これなら分かる」
「これくらいなら自分でも読めそう」

というところを探します。

今の英語力に合うレベルが見つかるかどうかは、ORCを続けられるかを考えるうえでも大切です。

▷ ORC公式|無料体験の登録をしてみる

Oxford Reading Club(ORC)は小学生・中学生にも使いやすい

Oxford Reading Clubは、特定の年齢向けの教材というより、英語の音と文字をつなげながら、読む力を育てたい学習者に使いやすい教材です。

特に、小学校高学年や中学生から英語を始める場合には使いやすいと思います。

Oxford Reading Club(ORC)のおすすめの使い方

ORCには、1冊の本を読むためのステップが用意されています。

小学生・中学生が初めて使う場合も、まずはORCの1〜5の流れに沿って進めるのが分かりやすいでしょう。

難しく考えて、最初から独自のやり方を作る必要はありません。

音声を聞き、英文を読み、内容を確認し、最後に自分でも声に出す。

ORCの中で順番に進めることで、聞く・読む・理解する・音読するを自然につなげることができます。

慣れてきたら、

  • 音声だけを先に聞く
  • 好きな本は何度か読む
  • 音読を多めにする
  • 簡単な本はテンポよく進める

など、本人の英語力や目的に合わせて使い方を調整すれば十分です。

特に小学生・中学生では、最初から「どう使えば一番効果的か」を本人に考えさせるより、まずは1〜5を順番に進める習慣を作るほうが取り組みやすいと思います。

音と文字をつなげたい初心者・中級者向き

幼児期の英語では、まず英語をたくさん聞き、聞いて分かることばを増やしていくことを大切にしたい時期があります。

まだ文字を読むこと自体が発達途中であれば、無理に文字を使った学習を中心にする必要はありません。

一方、小学校高学年や中学生になると、日本語では十分に文字を読むことができ、英語でも文字を使いながら学習を進められます。

この時期には、聞こえた英語と書かれた英語を結びつけ、自分でも読める英語を増やしていくことができます。

ORCは音声と英文を同時に使えるため、この段階との相性がよい教材です。

挿絵があるから英語のまま理解しやすい

高学年・中学生から英語を始める場合、日本語で説明したほうが早く理解できることはたくさんあります。

ただし、本を読むたびにすべて日本語に訳す必要はありません。

ORCには内容をイメージしやすい挿絵があります。

文章だけでは分からなくても、絵を見ると、

「この人は困っているんだな」
「これを探しているのかな」

と意味を推測できます。

音声+文字+挿絵を使えることは、英語を英語のまま理解する助けになります。

学校英語と並行して使える

小学校高学年や中学生では、学校で単語や文法を学びます。

ORCは、その代わりをする教材ではありません。

むしろ、

学校で単語・文法を学ぶ
+
ORCで実際の英語をたくさん聞いて読む

という組み合わせができます。

学校で「知識」として習った英語に、本の中で何度も出会う。

それによって、問題集の中の英語を、聞いて分かる・読んで分かる英語へつなげていくことができます。

▷ 小学校高学年の英語教材はどう選ぶ?英語力の土台を育てるおすすめ学習法

Oxford Reading Club(ORC)は年齢より自律的に学べるかが大切

私はOxford Reading Clubを大学生の授業外の課題として利用しています。

つまり、幼いお子さんだけでなく、大学生にも使うことができる教材なのです。

では、小学生や中学生と大学生では、何が違うのでしょうか。

大きな違いの一つは、自分で学習を管理できる度合いです。

自分で計画的に進められる?成長段階によって違う

大学生であれば、

「このレベルは難しいから一つ下げよう」
「今週はここまで読もう」
「今日は音声を聞いてから読もう」

と、自分で学習方法を調整できることも多くなります。

一方、小学生や中学生では、

  • どの本を選ぶか
  • どれくらいの量を読むか
  • 難しすぎないか
  • 音声をどう使うか
  • 継続できているか

といったことを、すべて自分で判断するのは難しいことがあります。

これは英語力の問題ではなく、学習を自律的に進める力がまだ成長途中だからです。

自分で学べるようになるまでサポートする

だから、ORCを小中学生に使わせる場合、「アプリを渡して、あとは自分で読んでね」だけでは軌道に乗らないことがあります。

最初は大人が、

  • 今の英語力に合ったレベルを一緒に探す
  • 読むペースを考える
  • 音声の使い方を伝える
  • 取り組み方を確認する

必要に応じて、こうしたサポートをするのがよいでしょう。

ただし、ずっと大人が管理することが目的ではありません。

少しずつ、自分で本を選び、自分で英語学習を進められるようにしていく。

そこまでつなげられると理想的です。

はむ先生の英語学習サポートでも、ORCを使いながら、今の英語力に合った進め方を一緒に考え、少しずつ自分で学習を進められるようになることを目指しています。

Oxford Reading Club(ORC)を使った英語学習サポート

はむ先生の英語学習サポートでも、Oxford Reading Clubを使った多聴・多読・音読に取り組んでいます。

ORCそのものの操作方法を教えることが目的ではありません。

大切にしているのは、今の英語力に合った英語を使って、聞く・読む経験を増やしていくこと。

そして、少しずつ自分でも学習を進められるようになることです。

ORCを始めるタイミングやレベルに迷ったら

「うちの子には、まだ早い?」
「どのレベルから始めればいい?」
「聞き読みと音読はどう進める?」
「学校の勉強とどう組み合わせる?」

と迷うこともあると思います。

小学生や中学生では、本人の英語力だけでなく、自分で学習を進められる度合いも見ながら、取り組み方を考えていきます。

はむ先生の英語学習サポートでは、現在の英語力や学習状況を確認しながら、ORCを使ったインプット学習を自分でも進められるようになるまでサポートしています。

▷ はむ先生の小学校高学年・中学生向け英語学習サポートを見る

Oxford Reading Club(ORC)は年齢を問わず英語のインプットに使える

Oxford Reading Clubは、小学生や中学生だけの教材ではありません。

自分の英語力に合った本を選ぶことができれば、年齢にかかわらず、英語を聞き、読む量を増やす教材として使うことができます。

小学生でも、中学生でも、大学生でも、

英語力を伸ばすためには、理解できる英語にたくさん触れることが必要です。

ORCは、そのための一つの選択肢です。

年齢によって違うのは、教材そのものよりも、どのくらい自分で学習を管理し、継続できるかという部分です。

小学生・中学生なら、必要に応じて大人が支える。

そして、少しずつ自分で本を選び、自分で学習を続けられるようにしていく。

ORCを「読むアプリ」で終わらせず、英語の音・文字・意味をつなげ、英語のインプット量を増やす教材として活用してみてください。

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