「中学生になったし、オンライン英会話を始めたほうがいい?」
「学校で英語を習っているけれど、話せるようにはならない」
「外国人講師だけで大丈夫?日本人講師のほうがいい?」
中学生のオンライン英会話を探してみると、比較できないほど、本当にたくさんのサービスがあります。
料金も違えば、先生も違う。
学校英語に沿って進めるものもあれば、外国人講師とたくさん話すことを重視しているサービスもあります。
現役英語講師こんにちは、はむ先生です。普段は大学生に英語を教えています。専門知識と指導経験をもとに、高学年・中学生の英語学習について紹介しています。
私が中学生のオンライン英会話を選ぶなら、まず考えるのは「この子に、今どんな英語経験が必要なのか」です。
- 安いから
- 有名だから
- ネイティブ講師だから
という理由だけで選ぶのではなく、学校で学んでいる英語や、今の英語力とどうつなげるかを考えることが大切です。
この記事では、
中学生がオンライン英会話を使う効果、日本人講師と外国人講師の違い、受講頻度、目的別の選び方
について紹介します。
オンライン英会話は中学生に効果がある?


オンライン英会話は、中学生の英語学習に取り入れやすい方法のひとつです。
学校では、
- 単語を覚える
- 文法を学ぶ
- 教科書を読む
- 英文を書く
- 問題を解く
といった学習をたくさんします。
もちろん、どれも必要です。
ただ、覚えた英語を実際に誰かとのやり取りの中で聞いたり使ったりする時間は、それほど多くありません。
たとえば、学校で過去形を習ったとします。
問題集で、
I played soccer yesterday.
という文を理解するだけではなく、
オンライン英会話で先生から、
What did you do yesterday?
と聞かれて、
I played soccer.
と実際に答えてみる。
こうすると、学校で覚えた文法が少しずつ「問題集の中の知識」から「使う英語」へ変わっていきます。
私は、中学生がオンライン英会話を使う大きな効果は、ここにあると思っています。
「話す練習」だけが効果ではありません
オンライン英会話というと、「スピーキング力をつけるもの」と考えがちです。
でも、中学生の場合はそれだけではありません。
- 先生が話す英語を聞く
- 質問の意味を理解する
- 知っている単語や文法を使って返す
- 分からなければ聞き返す
こうしたやり取りの中では、聞く力も同時に使っています。
学校で覚えた英語が、
読むだけの英語 → 聞いて分かる英語 → 自分でも使える英語
へつながっていく。
オンライン英会話は、そのための場所として使うことができます。



ここまでは、話す練習のための英会話レッスンですね
さらに、英語力が上がってくると、オンライン英会話の使い方はもっと広がります。
たとえば、短い英文や記事を読んだあとに、
- どんな内容だったか説明する
- 自分はどう思ったかを話す
- 先生の意見を聞く
- 賛成・反対の理由を伝える
といったこともできます。
読んだ英語について、自分の考えをまとめ、英語で伝える。
ここまでできるようになると、オンライン英会話は単なる「会話練習」ではなく、読む・聞く・考える・話すをつなげる場所としても使えるようになります。
中学生のオンライン英会話は目的で選ぼう


オンライン英会話は、どこを選んでも同じではありません。
まず、「オンライン英会話で何をできるようにしたいのか」を考えてみてください。
学校の英語を分かるようにしたい
学校英語とのつながりを重視するのであれば、教科書や中学校の学習内容に対応したオンライン英会話が使いやすいでしょう。
学校で習った内容をオンラインでも使うことができれば、
学校で習う
→ オンラインで聞く・話す
→ もう一度教科書に戻る
という流れを作れます。
英語が苦手な子にも、この方法は取り入れやすいと思います。
英語を使う量を増やしたい
学校の単語や文法はある程度理解できている。
簡単な英語なら聞いて分かる。
そんな子であれば、外国人講師と高い頻度で話す環境を作るのもおすすめです。
この場合は、1回あたりの料金だけではなく、
「月に何回受けられるのか」
まで確認したほうがいいでしょう。
英検対策をしたい
英検を目的にするのであれば、
- 面接
- ライティング
- 文法
- 語彙
- 長文読解
などに対応できる講師や教材があるかも確認します。
英検3級以上になると、「英会話をしていれば自然に合格できる」というものではありません。
資格試験が目的なら、それに合った対策も必要です。
中学生のオンライン英会話で日本人講師を選ぶメリット


オンライン英会話というと、「せっかくなら外国人の先生に習ったほうがいいのでは?」と思うかもしれません。
でも、お子さんによっては日本人講師が合う子もいます。
特に、
- 英語が苦手
- 文法がよく分からない
- 英語だけで説明されると理解できない
- 何を質問すればいいのか分からない
- 学校英語や英検についても相談したい
- 打ち解けるのに時間がかかる
という場合です。
中学生には、すでに日本語で物事を理解する力があります。
ですから、分からない文法まで英語だけで説明してもらう必要はありません。
- 日本語で短く理解する
- そのあと英語を実際に聞いて、読んで、使う
この方法で構いません。
英語が苦手な中学生には日本人講師が合うことも
英語が苦手な子の場合、
先生に、
Do you understand?
と聞かれて、
Yes.
と答えているけれど、本当はあまり分かっていない。
そんなことも起こります。
「全部英語でレッスンを受けること」自体が目的になってしまっては意味がありません。
必要なところは日本語で整理しながら、分かる英語を少しずつ増やす。
その段階では、日本人講師を選ぶのもひとつの方法です。
外国人講師が向いている中学生もいる
一方、
- 基本文法は分かる
- 簡単な英語なら聞き取れる
- 自分でも短い英文を作れる
- 英語を使う経験をもっと増やしたい
という中学生なら、外国人講師とのレッスンを増やしていくのもいいと思います。
説明を受ける時間より、実際に英語を聞いて考えて話す時間を増やせるからです。
つまり、
日本人講師か外国人講師か
という単純な二択ではありません。
今の英語力と、何を学びたいかによって使い分ければよいのです。
中学生向けの安いオンライン英会話はどう?


オンライン英会話には、比較的安く受講できるサービスもたくさんあります。
中学生が長く続けるのであれば、料金はもちろん大切です。
ただし、「月額が一番安いところ」というだけで選ぶのはおすすめしません。
見るべきなのは、その料金で、
- どのくらい英語に触れられるか
- 目的に合ったサービスが受けられるか
です。
たとえば月額料金が安くても、月4回だけなら、オンライン英会話を家庭の英語環境の中心にするには少ないかもしれません。
一方で、「週1回、日本人講師に学校文法を確認してもらう」という目的なら、月4回でも十分役に立つことがあります。
比較するときは、
- 月に何回受講できるか
- 1回何分か
- 講師は誰か
- 教材があるか
- 学校英語に対応しているか
- 英検対策ができるか
- 学習相談ができるか
まで見てみてください。
安いかどうかではなく、何をするためにいくら払うのか。
ここを考えると選びやすくなります。
週何回くらいが理想的?
ここは、オンライン英会話を英語学習の中でどのくらい重視するかによって変わります。
学校英語の補助として、「週1回、習った英語を実際に使ってみる」のであれば、週1回にも意味があります。
ただ、オンライン英会話を家庭での英語学習の中心にするのであれば、週1回25分だけでは少ないと考えています。
ことばは、一度長く勉強するよりも、繰り返し触れることが大切だからです。
オンライン英会話を英語環境の中心に置くなら、できれば週3〜5回程度、生活の中に頻繁に英語を使う機会を作りたいところです。
ただし、週5回オンライン英会話をすれば、それだけで英語が身につくという意味ではありません。
- 学校で単語や文法を学ぶ
- 教科書の音声を聞く
- 本を読む
- そしてオンライン英会話で使う
こうした学習をつなげることが大切です。



自宅で英語に触れる時間を作れない場合には、頻度を上げる価値は大きいと思います
中学生におすすめのオンライン英会話を目的別に比較


中学生のオンライン英会話は、一律に「1位・2位」とランキングにするよりも、目的別に選ぶほうが分かりやすいと思います。
| オンライン英会話 | 向いている中学生 | 特徴 |
|---|---|---|
| ボーダーリンク英会話 | 学校英語とつなげたい | 中学校の教科書を軸に使いやすい |
| DMM英会話 | 日本人講師から始めたい | 日本人講師・外国人講師を使い分けられる |
| NativeCamp | 忙しい・高頻度で話したい | 予約なしで始めやすい |
| Kimini英会話 | 安く高頻度+体系的に学びたい | 教材に沿って学習を進めやすい |
| CampusTop | 高頻度+学習の伴走もほしい | 外国人講師とのレッスン+学習サポート |
学校英語とつなげるなら|ボーダーリンク英会話


学校で習っている英語をそのまま使う経験を増やしたい中学生には、ボーダーリンク英会話が候補になります。
ボーダーリンク英会話では、教科書に準拠したプログラムが用意されています。
中学生の場合、オンライン英会話だけ別の内容を進めるよりも、学校で今習っている英語を、実際に聞いたり話したりするほうが取り組みやすい場合も多いです。
たとえば学校で過去形を習ったら、その表現を使って先生と話してみる。
教科書で読んだ英文を、オンラインレッスンでも扱ってみる。
こうして、学校英語と実際に使う英語をつなげられるのが大きなメリットです。
特に、学校英語についていくことに少し不安がある中学生には使いやすいと思います。
▷ ボーダーリンク英会話の口コミは?高学年・中学生におすすめする理由
日本人講師から始めたいなら|DMM英会話


「いきなり外国人講師だけで25分話すのは不安」
「文法について日本語でも質問したい」
という中学生なら、DMM英会話も候補になります。
DMM英会話には日本人講師もいるため、最初は日本語を使いながらレッスンを進めることもできます。
たとえば、
「ここが分からない」
「学校ではこう習ったけれど、どう使えばいい?」
ということを日本語で質問する。
そして、英語に慣れてきたら外国人講師とのレッスンも取り入れていく。
ひとつのサービスの中で、日本語で理解する段階 → 英語を使う段階へ移っていけるのは、中学生には使いやすいところです。
予約なしで高頻度に話すなら|NativeCamp


中学生は忙しい。
学校、部活動、宿題、塾。
そのため、「毎週○曜日の○時から必ずオンライン英会話」という形が意外と続きにくいことがあります。
そんな子には、予約せず空いた時間にレッスンを始めやすいNativeCampも候補になります。
たとえば、
「今日は部活が早く終わったから少し話そう」
「夕食まで時間があるから受けよう」
という隙間時間を活用した使い方ができます。
私は、中学生がオンライン英会話を高頻度で続ける場合、レッスンを始めるまでのハードルが低いことも大切だと思っています。
ただし、いつでもできるからこそ、「いつでもできる=結局やらない」になることもあります。
「平日はこの時間」「週4回は受ける」など、ある程度家庭でルールを決めておくと続けやすくなります。
安く高頻度で体系的に学ぶなら|Kimini英会話


「料金を抑えながら、できるだけ頻繁に英語に触れたい」という中学生には、Kimini英会話も候補になります。
Kiminiは、自由にフリートークするオンライン英会話というより、カリキュラムに沿って順番に学習していくタイプです。
私の感覚では、英会話と塾の中間のようなオンライン英会話と考えると分かりやすいと思います。
「今日は何を話せばいいの?」
とならず、テキストに沿って、学ぶ → 練習する → 実際に使うと進めやすいのが特徴です。
特に、
- フリートークでは何を話せばいいか分からない
- 学校英語も一緒に伸ばしたい
- 文法も会話も学びたい
- 決められたカリキュラムがあるほうが続けやすい
- 高頻度で英語に触れたい
という中学生には合いやすいと思います。
料金を抑えながら頻繁に受講したい家庭にも比較しやすいサービスです。
高頻度+学習の伴走がほしいなら|CampusTop


外国人講師との英会話を増やしたいけれど、
- レッスンを受けさせるだけでは続かなそう
- 目的が明確なので、あわせて欲しい
- 予約など細かいことは見ていられない
という場合にはCampusTopも候補になります。
▷ 公式HP|Campus Top(無料カウンセリング&体験あり)
英語を学ぶうえでは、
「何を受ければいい?」
「どこまで進んだ?」
「次は何をすればいい?」
という部分を自分で管理する必要があります。
中学生の中には、ここを一人で進めるのがまだ難しい子もいます。
オンライン英会話を高い頻度で受けながら、学習の進め方までサポートしてもらいたい場合は、こうした伴走型のサービスが使いやすいでしょう。
▷ CampusTopのサービスを詳しく紹介した記事はこちら(クーポン有)
※各サービスの料金・コース・講師・教材等は変更されることがあります。申し込み前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
英語が苦手な中学生はオンライン英会話だけで大丈夫?


ここは少し注意が必要です。
オンライン英会話を始めたからといって、それだけで中学校英語の苦手が解決するわけではありません。
たとえば、
- 基本的な単語を聞いても分からない
- 音と文字がつながっていない
- 中1の文法からよく分からない
- 教科書の英文を読んでも意味が分からない
という状態であれば、25分間英語で会話するだけでは負担が大きすぎることがあります。
この場合は、まず、「今どこまで英語が分かっているのか」を確認したほうがいいでしょう。
中2だから中2。
中3だから中3。
という学年基準ではなく、必要なら中1や小学校英語まで戻ります。
そこから、
聞く → 文字を見る → 意味を理解する → 単語・文法を確認する → 声に出す → 使う
と英語をつなぎ直していきます。
オンライン英会話は、その中の「聞く・使う」経験を増やす場所として利用すればいいのです。
オンライン英会話を中学生の英語力につなげるコツ


オンライン英会話を始めるなら、レッスンだけを独立させないことも大切です。
① 学校や教材で英語を理解する
まず単語や文法を学びます。
教科書を使って徐々に文章も読んでいきますね。
② 英語の音声を聞く
文字だけで覚えるのではなく、その英語が実際にどう聞こえるのかを確認します。
1度聞いただけでは覚えられませんので、何度もくり返し聞いて、音声から意味がイメージできるようにします。
③ 声に出してみる
音声をまねながら、自分でも言える英語にしていきます。
日本語とは違う抑揚やリズムがあります。そっくりにマネできるようにしていきましょう。
④ オンライン英会話で使う
先生とのやり取りの中で、学んだ表現を実際に使います。
⑤ もう一度聞く・読む
レッスンで聞き取れなかった英語や、うまく言えなかったことを確認します。
さらに英語力が上がってきたら、
文章を読む → 内容について先生と話す → 自分の意見を伝える
ところまで進めることもできます。
こうして、
学校英語・読む英語・オンライン英会話
を別々の勉強にしないこと。
私は、これが中学生のオンライン英会話を英語力につなげる大きなポイントだと思っています。
中学生のオンライン英会話は「どこが一番?」ではなく「何に使う?」


中学生のオンライン英会話を探していると、
- 日本人講師がいい?
- 外国人講師がいい?
- 安いところがいい?
- 毎日受けたほうがいい?
いろいろ迷うと思います。
でも、一番大切なのは、その子に今、何が必要なのかです。
英語が苦手で、学校英語の理解から助けが必要なら、日本人講師の方が向いています。
学校で学んでいる内容を実際に使いたいなら、教科書に沿ったレッスンがよいでしょう。
教材に沿って体系的に進めたいなら、カリキュラム型。
ある程度英語が分かり、とにかく使う量を増やしたいなら、高頻度で受けられる外国人講師のレッスンがよいと思います。
それぞれに役割があります。
そして、オンライン英会話は英語学習のすべてではありません。
- 聞く
- 読む
- 単語や文法を理解する
- 話す
- 書く
それぞれをつなげながら使うことで、オンライン英会話も英語力を育てる大切な環境になります。
もし、
「うちの子なら、どこから始めればいい?」
「オンライン英会話以前に、今どこまで英語が分かっているのか見てほしい」
という場合は、今の英語力から一緒に整理することもできます。
お気軽に、ご相談ください。



