中学生で英語が苦手になったら?原因と立て直す勉強方法

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「中学生になってから、英語が急に分からなくなった」
「単語を覚えてもすぐ忘れる」
「文法問題は何となく解けても、教科書の英文が読めない」

そんな状態になっている中学生は、決して珍しくありません。

英語は積み重ねの教科です。

どこかで分からないことが残ったまま授業が先へ進むと、その後に習う内容も少しずつ分からなくなっていきます。

現役英語講師

こんにちは、はむ先生です。普段は大学生に英語を教えています。専門知識と指導経験をもとに、高学年・中学生の英語学習について紹介しています。

だから、英語が苦手になったときに大切なのは、今の学年の問題集をとにかく繰り返すことではありません。

まず「どこまでなら英語が分かるのか」を確認することです。

そして、もう一つ。

私は、英語が苦手な中学生が学び直すときほど、学校の授業で中心となる「文法用語」や「単語のスペル」から始めないほうがいいと考えています。

まずは、聞いて分かる英語の土台を育てること。

そこから文字、単語、文法につなげていく方法を解説していきます。

目次

中学生が英語を苦手になるのはなぜ?

中学生になると、英語の学習内容は一気に増えていきます。

  • 単語を覚える
  • 文法を覚える
  • 英文を書く
  • 長文を読む
  • リスニング問題を解く

学校では、それらを同時に進めなくてはいけません。

その中で、少しずつ分からないことが増えていくことがあります。

単語を「文字」や「音」だけで覚えている

英単語を見ると意味は分かる。

けれど、その単語を聞くと分からない。

あるいは、聞いたことがあるけれど、文字になると読めない。

こうした学習になっていると、英語の「音・意味・文字」がバラバラになってしまいます。

たとえば、教科書を見れば分かる英文でも、音声で聞くと何を言っているのか分からない。

音声を聞けば何となく分かるけれど、文字を意識してこなかった。

どちらの場合も、英語を読むことと聞くことが別々の作業になってしまいます。

文法問題は解けても英文が分からない

文法問題集では、

「be動詞を入れましょう」
「過去形にしましょう」

といった問題を解くことができます。

でも、実際の英文の中でその文法が使われると分からない。

そんなこともあります。

文法そのものを学ぶことは、とても大切です。

ただし、文法を知っていることと、その英文を英語として理解できることは同じではありません。

習った文法を、実際に聞いたり読んだりする経験も必要です。

分からないまま授業が先へ進んでしまった

中学生の英語で特に難しいのがここです。

  • もう中1だから小学生の内容は既習
  • 中2だから中2の教材
  • 中3だから中3の問題集

必ずしも、それがその子に合った勉強とは限りません。

たとえば、中1で習ったbe動詞と一般動詞の違いが曖昧なままなら、その後の英語も分かりにくくなります。

その状態で中2、中3の問題をたくさん解いても、なかなか楽にはなりません。

そのため、小学校で触れた単語や表現、英語の音と文字のつながりが十分に身についていない場合、中学校の英語が始まった時点ですでに「分かりにくい」と感じることがあります。

つまり、学年ではなく、今どこまで理解できているかを見る。

英語を立て直すときには、これがとても大切です。

はむ先生

今の中学生の英語は、「かなりできる子」と「最初からつまずいてしまう子」に分かれるようです。

中学生で英語が苦手なら、まず「聞いて分かる」ところから

英語が苦手になると、

「まず単語を全部覚えよう」
「スペルの練習をしよう」
「文法問題集を最初からやり直そう」

となりがちです。

もちろん、単語も文法も必要です。

でも私は、その前に英語の音を聞くことを入れてほしいと思っています。

難しいリスニング教材を使う必要はありません。

学校の教科書で十分です。

教科書を開く前に、まず音声を聞いてみます。

最初はほとんど分からなくても構いません。

そこから教科書を見て、「この単語はこう読むんだ」「ここでこう言っていたんだ」と音と文字をつなげていきます。

英語が苦手な中学生の立て直し方

① まず教科書の音声を聞く

最初に英文を読んで日本語訳をするのではなく、まず英語を聞いてみます。

全部理解する必要はありません。

  • 知っている単語が聞こえるか
  • どこで文章が区切れているか
  • どんなリズムで読まれているか

英語を「問題」ではなく、英語をことば(音声)として聞くところから始めます。

はむ先生

ことばの習得は、まず「音」から始まります。

② 音声と教科書を一緒に確認する

次に、「教科書(文字)を見ながら」もう一度聞きます。

音だけでは分からなかった英語も、文字を見ると分かることがあります。

逆に、「この単語はこんなふうに発音するんだ」と気づくこともあります。

ここで、音 → 文字 → 意味を少しずつつなげていきます。

③ 分からない単語と文法を確認する

ここで初めて、単語や文法を確認します。

単語はスペルだけを何度も書くのではなく、音・意味・文字をセットで覚えます。

文法も、用語だけを暗記するのではなく、「この文では、なぜこの形になるのか」を確認します。

文法は英語を理解するための、とても便利な道具です。

高学年や中学生なら、日本語で仕組みを説明することで理解が早くなることもあります。

ただ、説明を聞いて終わりにはしません。

もう一度、その英文を聞きます。

④ 音声をまねて読んでみる

内容が分かったら、音声をまねて声に出します。

最初から一人で読ませる必要はありません。

  1. 音声を聞く
  2. 少しずつまねる
  3. 教科書を見ながら読む
  4. 最後に自分で読む

この順番で進めましょう。

意味の分からない英語を何度も音読するのではなく、分かった英語を声に出すことがポイントです。

⑤ 自分でも使ってみる

最後に、教科書の英文を少しだけ自分のことに変えてみます。

たとえば、

I played soccer yesterday.

という英文を習ったなら、

I played video games yesterday.

でも構いません。

学校で習った一文を、自分の一文にしてみる。

それだけでも、「問題を解く英語」から「使う英語」へ少しずつ変わっていきます。

中学生で英語が苦手と感じたら、簡単なところまで戻ろう

英語が苦手な子にとって、難しい教材を使うことが近道になるとは限りません。

中3の子が中1の内容に戻ってもいい。

中学生が小学生向けの簡単な英文を読んでもいい。

大切なのは、学年ではなく、「これは分かる」という英語を増やしていくことです。

英語は、分からないものをたくさん積み上げても、なかなか身につきません。

  • 聞いて分かる
  • 読んで分かる
  • 自分でも言える

そんな英語を少しずつ増やしていきます。

簡単な英語をたくさん読む多読も、ここでは役立ちます。

▷ 小学校高学年の英語は多読から!聞き読みから自力読みまでの進め方

短期間では変わらないことも

ここは、保護者の方にも知っておいてほしいところです。

何年かかけて分からなくなった英語が、1週間や2週間で全部分かるようになるとは限りません。

  • 単語も増やす必要があります
  • 文法も整理する必要があります
  • 聞いて分かる英語も増やしていく必要があります
  • 読む経験も必要です

だから、立て直しには時間がかかることがあります。

でも、今分かるところから積み直していけば、英語は少しずつつながっていきます。

「前より聞こえる」

「この英文なら読める」

「学校で習ったことが分かった」

そんな小さな変化を積み重ねていくことが大切です。

学校の英語とつなげたいなら、オンライン英会話を使う方法も

英語が苦手な中学生の場合、オンライン英会話をただ「英語を話す場所」として使うだけでは、うまく学習につながらないことがあります。

特に、

  • 学校で習っていることがよく分からない
  • 教科書の英文が読めない
  • 習った文法を実際の英語の中で使えていない

という場合は、学校の学習内容とつながる形で英語を使える環境があると取り組みやすくなります。

その一つが、ボーダーリンク英会話です。

ボーダーリンクは、学校へのALT派遣など英語教育事業を行っている会社で、中学生向けの「検定教科書に準拠したプラン」を提供しています。

▷ 公式HP|ボーダーリンク英会話(無料体験あり)

私が英語の苦手な中学生にオンライン英会話を使うなら、

学校で習う → オンラインで聞く・話す → もう一度教科書に戻る

という使い方をしたいと思います。

たとえば、学校で過去形を習ったなら、問題集で過去形の問題を解くだけで終わらせず、

「昨日何をした?」

というやり取りの中で、実際に過去形を聞いたり使ったりしてみる。

こうすると、学校で覚えた文法が少しずつ「英語」としてつながっていきます。

オンライン英会話は、分からない英語を無理に話す場所ではなく、理解を深め、英語を聞いたり使ったりする場所として活用するのがおすすめです。

▷ ボーダーリンク英会話のレビュー記事はこちら

本人に「もう一度やってみたい」という気持ちがあるなら必ずできる

もちろん、周りの大人だけが頑張っても、英語を身につけることはできません。

本人がまったく取り組む気持ちのない状態では、できることには限界があります。

でも、

「英語ができるようになりたい」
「もう一度やってみようかな」
「どうしたら分かるようになるんだろう」

という気持ちを子ども本人が少しでももっているなら、私は遅すぎるとは思いません。

中1でも、中2でも、中3でも。

英語は、その先からでも学び直すことができます。

今いるところを確認して、必要なところまで戻り、聞いて分かる英語から一つずつ積み直していく。

ことばの習得はそもそも時間がかかるものです。

それでも、英語はここから育てていけます。

一人で「どこから戻ればいいのか」「何をどう進めればいいのか」を判断するのが難しいこともあります。

もし、今の英語力を一緒に確認しながら進められる日本人講師を探しているなら、私がお手伝いすることもできます。

今どこまで英語が分かっているのかを確認しながら、その子に必要なところから、英語をもう一度つなげていきます。

▷ はむ先生の英語学習サポートを見る

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