英単語の覚え方|スペルから始めない方法はこれ!

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「中学生になって、英単語が急に覚えられなくなった」
「何回書いても、次の日には忘れてしまう」
「単語テストのために覚えているけれど、英語を聞くと分からない」

そんな中学生も多いのではないでしょうか。

中学校に入ると、覚える英単語が一気に増えます。

しかも、中学校の英語は小学校で触れてきた基本的な単語や表現も使いながら進んでいきます。

そのため、小学校で習った単語が十分に身についていないと、中一の最初から「知らない単語が多い」と感じることもあります。

現役英語講師

こんにちは、はむ先生です。普段は大学生に英語を教えています。専門知識と指導経験をもとに、高学年・中学生の英語学習について紹介しています。

英単語を覚えるというと、

単語を見る → 日本語の意味を覚える → スペルを何度も書く

という方法を思い浮かべるかもしれません。

でも、私は習い始めたばかりの英単語ほど、いきなりスペルから覚えないことが大切だと考えています。

まず、英語を聞いて意味が分かる。

そこから文字と音をつなげ、最後に必要な単語をスペルまで書けるようにしていきます。

この記事では、

中学生の英単語を「テストで書ける」だけで終わらせず、聞く・読む・話す・書く力につなげる覚え方

を紹介します。

目次

英単語の覚え方|スペルから覚えようとしていませんか?

中学生になると、「英単語が苦手になった」と感じる子が増えてきます。

でも、その原因が単純に「暗記が苦手だから」とは限りません。

スペルから覚えようとしている

中学校では単語テストがあります。

そのため、

「まず書けるようにしなくては」

と考えがちです。

もちろん、学校のテストでは正しいスペルを書く必要があります。

でも、英単語は本来「文字」だけではありません。

たとえば、ある単語を10回書いてスペルを覚えたとしても、その単語を耳で聞いたときに何を意味しているのか分からなければ、英語のことばとして十分に身についているとは言えません。

英単語には「音・意味・文字」があります。

この3つをつなげて覚えることが大切です。

小学校で習った英単語も出てくる

もう一つ、中学生の英単語で見落としやすいのが小学校で学んだ英単語や表現です。

中学校の英語は、小学校で学んだことと切り離されているわけではありません。

小学校で触れてきた、

  • 数字
  • 曜日
  • 月
  • 色
  • 食べ物
  • 動物
  • 身の回りのもの
  • 基本的な動詞や形容詞

なども、中学校では使われます。

ところが、

「小学校で習った=覚えている」とは限りません。

  • 聞けば分かるけれど読めない
  • 文字を見れば分かるけれど発音できない
  • 意味は分かるけれどスペルが書けない

そんな単語もあるでしょう。

その状態で中一の新しい単語がどんどん増えていけば、「英単語が多すぎて覚えられない」と感じるのも不思議ではありません。

音と文字がつながっていない

英単語を文字だけで覚えていると、

  • 見れば分かるのに、聞くと分からない

ということが起こります。

逆に、小学校の英語活動などで聞いたことはあっても、

  • 音は知っているのに、文字を見ると分からない

ということもあります。

中一では、この音と文字をつなげていくことも大切です。

英単語の覚え方|音声→文字→スペルの順に覚えよう

では、中学生の英単語はどのように覚えればいいのでしょうか。

私がおすすめするのは、

①聞いて分かる
↓
②音と文字をつなげる
↓
③文字を見て分かる
↓
④スペルを書く

という順番です。

① まず音声を聞いて意味が分かるようにする

最初から単語帳を見てスペルを覚えるのではなく、まず単語の音を聞きます。

学校の教科書に音声があるなら、それを使えば十分です。

音声を聞いて、

「これは○○という意味だ」

と分かる状態を作ります。

最初からすべて覚える必要はありません。

何度か聞きながら、音と意味をつなげていきます。

英語はことばです。

まずは、耳から入った英語が意味につながることを大切にしてください。

② 音声を聞きながら文字を見る

音と意味が少し分かってきたら、今度は文字を見ます。

音声を聞きながら英単語を見ると、「この音を、こう書くんだ」と音と文字がつながります。

  • 聞く
  • 文字を見る
  • まねして言う

これを繰り返します。

ここで自分でも声に出してみるのもおすすめです。

③ 文字を見て意味が分かるか確認する

次は音声なしで英単語を見ます。

文字を見たときに、

  • 読めるか
  • 意味が分かるか
  • 音を思い浮かべられるか

を確認します。

ここまでくれば、その単語は「文字だけの記号」ではなくなっています。

音・文字・意味がつながった単語になってきています。

④ 最後にスペルを書けるようにする

学校のテストではスペルを書く必要があります。

そこで最後に「書く」練習をします。

ただし、文字の形だけを丸暗記するのではなく、単語の音を頭の中で確認しながら書くことを意識します。

  • 書いてみる
  • 答えを見る
  • 間違えたところを確認する
  • もう一度書く

これで十分です。

「英単語は必ず10回書く」など、回数を決める必要はありません。

1回で書ける単語もあれば、何度も練習が必要な単語もあります。

できるようになったかどうかで判断するほうが大切です。

英単語が覚えられないときは、知っているはずの単語も確認しよう

中学生の単語を覚えるのがとても大変な場合は、新しい単語だけを頑張る前に、小学校で学んだ英単語を一度確認してみることをおすすめします。

「中学生なのに、小学校の単語に戻るの?」と思うかもしれません。

でも、分からないところがそこにあるなら、そこから始めたほうが結果的には早いです。

確認するときも、スペルテストから始める必要はありません。

まず、聞いて意味が分かるかを確認してみてください。

はむ先生のYouTubeでも小学校英単語を復習できます

YouTubeチャンネル「はむ先生とおうち英語」では、小学校で学ぶ基本的な英単語を音声から確認できる動画を用意しています。

小学校英語で扱われる約700語を、聞く・読む・書くへつなげながら学べる内容です。

中一になって、「小学校の単語があやしいかも」と感じた場合の復習にも使えます。

  • まず英語を聞いて意味を考える
  • 次に文字を確認する
  • 必要であれば最後にスペルを書く

この記事で紹介している、

聞いて分かる → 文字とつなげる → スペルを書く

という順番で進めてみてください。

▷ YouTube|はむ先生とおうち英語を見る

英語の単語は「何回書くか」より「何回出会うか」

英単語を覚えるために、同じ単語をノートに何度も書く方法もあります。

学校の単語テスト直前なら、それが必要なこともあります。

でも、英語力そのものを伸ばしたいなら、一度に何回書いたかだけではなく、その単語に何度出会ったかも大切です。

たとえば、

  • 教科書の音声で聞く
  • 本文の中で読む
  • 音読する
  • 別の英文でもう一度出会う
  • オンライン英会話で先生が使う
  • 自分でも使ってみる

こうして同じ英単語に何度も違う場面で出会うと、

「覚えなければいけない単語」から「知っていることば」へ少しずつ変わっていきます。

単語帳だけで英語を覚えようとせず、英文の中でもたくさん単語に出会っていきましょう。

単語だけでなく英語力を伸ばしたいなら、毎日少し英語を読もう

学校の定期テストが近づいたら、教科書に出てくる単語のスペルを集中的に覚えることも必要です。

これは大切な試験対策です。

ただ、

「単語テストで100点を取ること」

と、

「英語を聞いたり読んだりしたときに、その単語が分かること」

は少し違います。

学校の試験だけでなく、英語力そのものを伸ばしたいなら、普段から簡単な英文を聞いたり読んだりする時間を作ってほしいと思います。

毎日10分でも構いません。

簡単な英語を、聞く → 文字を見る → 内容を理解する → 自分でも読むという経験を積み重ねていきます。

ORCを使って英単語を英文の中で身につける

そのための教材の一つとして使いやすいのが、Oxford Reading Club(ORC)です。

ORCは、レベル別の英語の本を音声と一緒に読める多読教材です。

英単語帳のように、

word = 日本語

と一つずつ暗記するのではありません。

絵や文章の流れを使いながら、英単語を文の中で聞いて、読んで、意味を理解することができます。

大切なのは、難しい本を読むことではありません。

中学生でも、英語学習を始めたばかりなら簡単なレベルから始めて構いません。

「これなら聞いて分かる」

「これなら読める」

という英語をたくさん経験します。

その中で、学校で覚えた単語にも何度も出会います。

こうした経験を毎日少しずつ積み重ねることで、単語だけではなく、英語を聞く力・読む力そのものも育てていくことができます。

▷ Oxford Reading Club(ORC)とは?レベル・料金・使い方を詳しく見る

「英単語が分からない」と焦らなくて大丈夫

中学生になり英単語につまずき始めると、「このまま進んでいったらどうしよう」と不安になるかもしれません。

でも、だからといって、単語帳をひたすら繰り返せば解決するとは限りません。

大切なのは、今、どこまでできているのかを確認することです。

  • 音を聞けば意味が分かるのか
  • 文字を見れば読めるのか
  • 意味は分かるけれどスペルが書けないのか
  • 小学校で学んだ基本単語から分からないのか

同じ「単語が覚えられない」でも、必要な練習は違います。

小学校の単語から確認したほうがいい子もいます。

音と文字をつなげる練習が必要な子もいます。

スペルだけを重点的に練習すればいい子もいます。

学年ではなく、今できるところから始める。

これは単語学習でも同じです。

英語全体が難しくなっている場合はこちらの記事も参考にしてください。

▷ 中学生で英語が苦手になったら?原因と立て直す勉強方法

単語の覚え方に迷ったら、一緒に進めることもできます

中一の単語学習で大切なのは、スペルだけを覚えることではありません。

  • 聞いて意味が分かる
  • 音と文字をつなげる
  • 文字を見て読めるようにする
  • 必要な単語を正しく書けるようにする

さらに、学校の試験対策だけでなく英語力そのものを伸ばしたいなら、ORCなどを使って毎日少しずつ英語を聞いたり読んだりする。

そうやって、単語を実際の英語の中で何度も使えることばにしていくことが大切です。

ただ、一人で、

「小学校の単語まで戻ったほうがいい?」
「音からやったほうがいい?」
「今はどの教材を使えばいい?」

と判断するのは難しいこともあります。

そんなときは、今どこまで英語が分かっているのかを確認しながら、一緒に進めることもできます。

単語だけを見るのではなく、聞く・読む・話す・書くにつながる英語の土台を、その子に必要なところから作っていきます。

▷ はむ先生の英語学習サポートを見る

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